てんかんとタバコの関係

てんかん発作を引き起こす要因にタバコは関係ないものとされています。また、テグレトールなどの抗てんかん薬を服用している際に、その半減期など血中濃度に影響を与えるという報告もありません。テグレトールの半減期は5-26時間とばらつきが多いために、効果を発現できる血中濃度には注意を払う必要がありますが、血中濃度や半減期に影響はあたえるという報告は見られません。

しかし、てんかん発作は精神的なストレスから解放されたとき、つまりほっとした瞬間などに起こる事があります。例えば、仕事が終わり「ほっと一服」している瞬間に発作にみまわれるという事があります。発作をおこしてしまい、火のついたたばこを落とし火災につながるなどのケースも考えられるのです。事故やけがだけでなく、火災を起こすという可能性もある事から勧められる習慣とはいえません。喫煙は健康上の理由からもやめたほうが無難な習慣ですが、テグレトールの薬効に影響を与えるとか、喫煙がてんかん発作の発症率をあげるといった明確な因果関係は認められていません。

しかし、飲酒は別です。飲酒により、テグレトールの副作用である眠気が強くなる場合があります。そのため、機械操作などをおこなっている際には特に注意が必要です。テグレトール服用時には極力飲酒はひかえるべきでしょう。これは、アルコールによりテグレトールの血中濃度が上昇してしまうためで、テグレトールに限らず飲酒は医薬品の血中濃度を上昇させる作用があり、医薬品を服用している際は飲酒は極力控えなければいけません。

喫煙はてんかんの治療に影響を与えることは無いとはいえ、肺気腫など他の疾患を引き起こすリスクは明確に高い習慣です。てんかんよりも、他の疾患を気にするべきです。