てんかん治療中のカフェインに注意

テグレトールなどの薬剤でてんかん発作の治療を行っている場合、血中の薬剤濃度をコントロールすることが治療するうえで重要なファクターとなります。テグレトールの場合、導入初期には血中濃度が高くなる傾向があり、半減期も短くなるため少量から導入しながら、徐々に投与量を増加させていく必要があります。テグレトールの半減期は5-26時間とばらつきが大きく、薬効を維持するための投与量、投与の回数を見極める事が重要です。てんかん発作を抑えながら、眠気などの副作用もコントロールするためにも、医師と相談しながら投与を続けなければなりません。

テグレトールはその飲み合わせにも注意が必要な薬剤で、特に日常的に摂取する可能性があるグレープフルーツにはテグレトールの血中濃度を急激に上昇させ中毒症状を引き起こす可能性があります。その他にも、抗真菌薬ポリコナゾールや肺高血圧症治療薬タダラフィルとの併用は危険です。

また、テグレトールの血中濃度や半減期に影響を与える訳ではありませんが、コーヒーなどに含まれているカフェインは中枢神経を興奮状態にさせるため、てんかん発作を引き起こす可能性があり、控えたほうが望ましい食品です。テグレトールだけではなくフルボキサミンなどの抗鬱剤がカフェインの代謝を抑制しカフェインによる興奮状態を持続し続けるといった副作用も報告されており、精神疾患の治療中には極力摂取を控えたほうが望ましいと考えられています。

てんかん治療は、テグレトールなどのてんかん治療薬を長期間服用しなければならない気の長い治療となります。ネット販売で入手した薬剤だけで済ませてしまう事は極力さけ、投与量、回数などの指示を医師から仰ぎながら治療する事が重要です。