睡眠てんかんとはどのような疾患?

睡眠てんかんというのは、睡眠中にてんかん発作を起こすことが比較的多いとされる疾患のことで、具体的な病名としては、側頭葉てんかんや前頭葉てんかんといったものが該当します。このてんかん発作は入眠してからしばらくの間や、逆に起きがけのころに発生しやすいとされています。ただし、もちろん睡眠中だけではなく、普通に起きているときにも発生し、むしろ起きているときのてんかん発作によって、てんかんにかかっていることがわかる場合も少なくありません。
側頭葉てんかんというのは、その名のとおり側頭葉の神経細胞から興奮が起こり、てんかん発作の原因となるものです。自動症とよばれる症状がみられるのが特徴で、口や手をしきりに動かすような、無意識的な動作があり、本人はこの間のことをまったく覚えていません。運転中のてんかん発作で交通事故を起こすのも、実はこのタイプのてんかんに多いとされています。
また、前頭葉てんかんは、前頭葉からの興奮により起きるものですが、こちらは発作のタイプが一定しておらず、両手両足を激しく振るような短い発作や、全身にわたるけいれんなどがあります。
こうしたてんかん発作の予防には、テグレトールのような抗てんかん薬を継続して投与することが必要となります。テグレトールは脳の興奮を沈静化させるはたらきがあるため、こうした目的には適しています。
テグレトールは投与後に血中の有効成分の濃度がピークに達し、その後時間をかけて減少しますが、この濃度が半分に減る時間が半減期で、テグレトールの1回だけの投与であれば、半減期は36時間程度です。この半減期は他の医薬品、またはアルコールなどとの飲み合わせによって変化し、効果が出なくなったり、逆に強すぎたりしてしまうことがあるので、注意をする必要があります。